Archive for the '保育について' Category

特別行事について

Posted by on 10月 24 2012 | 保育について

来年度の4月1日入所の申込受付中ということもあり、見学にこられる方が増えています。

「運動会とおゆうぎ会はありますか。」
という質問もぼちぼちあります。
ここ数年の若松保育園に関する口コミによるものでしょう。

おゆうぎ会はしていません。
運動会は3、4、5歳児クラスのみ、就学前のこどもたちにあわせた形で行っています。
が、運動会という名前ではなく、「みんなとあそぼう」という名前です。
運動会のための保育は行いません。
0、1、2歳児クラスは、親子でふれあう会を行っています。

という説明を繰り返ししています。

「行事は行っていますか。」
との質問には、年中行事の中でこどもたちに知っていてほしいと思うものは行っています。
が、お盆休みはありません。
と答えています。

各家庭で、母の日や父の日、花祭りやクリスマスなど、それぞれに思い入れのあるイベントがあると思います。
それらのイベントは、家族でいっしょに楽しく過ごしてほしいと思います。

新園舎の進捗ですが、一昨日足場が撤去されました。

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8月

Posted by on 8月 01 2012 | 保育について

完全に本当の夏になりました。

百葉箱の中は34℃くらいでしょうか。
エアコンや石油ファンヒーターなどの使用を前提に作られている最近の建物は、もっと暑いことでしょう。
金沢でも昔の建物だと、戸や窓を開ければ風が通るようになっています。
夏でも扇風機があれば過ごせそうな室温になります。冬は寒いと思いますが…。 
そういえば20年くらい前までは、新車を購入するときにエアコンはオプションだった気がします。いつの間にか標準装備になりました。窓が開く面積も減ったと思います。
エアコンを前提とした生活が悪いといっているのではないのですが、停電や故障などが生じたときに、耐えられないからだは困ります。

こどもたちの体温の調節機能は十分に発達していません。これから少しずつ発達していくもののひとつです。
園で過ごすときには、夏は暑く、冬は寒いと感じて、それに適応できるからだづくりができる温度調整に留意しています。
ですので、夏の保育室は涼しくするのではなく、暑すぎないような冷房をし、冬は寒すぎないように暖房をしています。

熱中症にならないように、温度・湿度の管理、水分補給をして、健康に夏を乗り切りましょう。

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専門用語?

Posted by on 7月 13 2012 | 保育について

保育所や幼稚園で使われる言葉の中には、一般の人が聞いてもすぐに意味がわからない言葉があります。
最近はそれに慣れてしまって、よくわからなくなりましたけど。

「いじょうじ」という言葉が代表的です。
正しくは、「3歳以上児」なのですが、省略して「以上児」。
「3歳未満児」は略して「未満児」。
うちの園では省略禁止にしています。
それから、「乳児」という言葉もちょっと違う使い方をします。
3歳のこどもまでを「乳児」と呼んだりします。
2歳のこどもに、「赤ちゃん。」っていってるような感じかな。
きっと、「赤ちゃんじゃねぇし。」と言われると思います。

現場の保育士や幼稚園教諭は、こどもに対しても独特の言葉遣いをします。
私はそれを「何にでも御」「う抜き」と呼んでいますが、次のようなことです。
「あいさつをしましょう。」→「ごあいさつしましょ。」
「椅子にすわりましょう。」→「お椅子にすわりましょ。」

丁寧に「御」と付けるのはよいと思いますが、何にでも付け過ぎではないかと思います。
基本的には大人に話すのと同じでいいでしょう。
難しい言葉は、こどもたちの理解にあわせて難しくないものに言い換えればよいだけです。 
保育士や教諭が自分のことを「先生」ということがあります。
日本語の第一人称は、わたしや私、僕や俺などがありますが、先生というのはないと思います。こちらはなかなか現場には浸透しませんが、言い続けていくしかないかな。

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自分で選ぶ

Posted by on 5月 27 2012 | 保育について

こどもたちは毎日、自分が何をして遊ぶかを選びます。

以前は、好きな遊びを選ぶと言っても限られたおもちゃしかありませんでした。
ままごとセット、人形、絵本、積み木、ブロック 、ミニカー、自由画帳、これだけでした。
全員で一斉にする活動のときにはもう少し違った物もありましたが、普段はこれだけ。

「この中からしか選べないの?」
「じゃあ、ブロックで。」
「新しい絵本が入ったから今日は絵本。」
だけど、一年中好きな遊びの時間はブロックをするというケースがありました。

ブロックで身につくことには限界があります。
好きじゃない遊びの時間が多く必要でした。
選べない活動の時間が必要でした。

当園職員がする仕事の一番重要なことは「お世話すること」ではありません。
こどもの興味と関心が発達につながります。
こども一人ひとりを観察し、発達を理解し、興味と関心を把握する。
それに答えるおもちゃを準備する。
置いてある場所と使い方を提示する。
使っている様子を観察する。
間違った使い方をしている、使い方がわかっていないと判断した場合は、もう一度提示を行う。
必要なときはおもちゃを修正、修繕する。
使われなくなったおもちゃはしまって、違うおもちゃを出す。
の繰り返しになります。

こどもたちには、自分で選べる人になってほしいからです。

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バス遠足

Posted by on 5月 17 2012 | 保育について

若松保育園のバス遠足は、行き先が近いです。
たくさん遊びたいから、近くへ行きます。
バスに長いこと乗っていたい子もいるかもしれませんが・・・

今年は夕日寺県民自然園の予定です。

いしかわ自然学校のインストラクターに案内していただき、森の中でネイチャーゲームを楽しむプログラムです。
少々の雨なら決行という、力強いバス遠足。
こどもたちの五感を刺激する魅力的な遠足になりそうです。

人数が少ないからこそできること。
ですけどね。

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園内研修

Posted by on 5月 12 2012 | 保育について

若松保育園の園内研修が始まってから、早いもので2年がたとうとしています。

1年目は講師に毎月来ていただいて、講義と園内環境のチェックをしていただいていました。
最初は園の玄関の無秩序さをさんざん指摘されたことをよく覚えています。

2年目は2ヶ月に1度のペースになりました。
講義では繰り返し繰り返し、大事なことを教えていただきました。新人も中堅も初めて聞く内容から、これまで自分たちが当たり前だと思っていたことを根本から否定される内容まで、たくさんのことを話していただきました。
昨日と今日は、2年目の最後の研修でした。

この2年間で見違えるようになりました。
物的環境は言うに及ばずですが、こどもたちにとって重要な人的環境としての職員も、大きく成長しました。

最初の頃からずっと伝えてくださっているのは、「こどもの自立」を大切にするということです。こどもを見れば深い考えもなく、すぐにお世話したくなる職員も少なくありませんでした。 
こどもの声を聞くよりも、自分が指示を出すことのばかりの職員もいました。

一人ひとりの自立について、じっくりと考えることができるようになってきたと思います。
それでもまだはじまったばかりです。

こどもの成長にとって、しっかりとした保育ができる場所になるよう、今後も職員一同さらに精進します。

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保育の質向上

Posted by on 12月 01 2010 | 保育について

 若松保育園では今年度に入って、保育の質を向上させるために講師を招き、講義をしてもらったり、実践を見てもらいアドバイスをもらったりしています。講師は井上 東(いのうえ あずま)さんという方ですが、第一回の講義の冒頭で、「保育士の仕事はこどものお世話をすることではなく、できないことを援助し、こどもたちが自分でできるように促すことだ。」と言いました。こどもは大人ほどいろいろなことを自分ではできませんが、できることは大きくなるにつれて増えていきます。 より多くのことをこどもが自分でできるようにするため、保育を見直しています。

 園が今までに言っていたことと違うと感じることもあるかもしれませんが、こどもたちの健やかな発達のために保護者のみなさまのご理解とご協力をお願いします。 尚、今年度中には保護者のみなさまにも、井上さんの話を聴いていただく機会を設けます。お楽しみに

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「怒る」と「叱る」

Posted by on 11月 01 2010 | 保育について

 こどもたちが誤った行動をし、その行動を正すときにわたしたちはこどもを叱ります。怒るわけではありません。保育所の職員はこの違いを理解し使い分けていますが、一般にはよく混同される言葉であります。 和英辞典で調べると、「叱る」は「lecture」とあり、「怒る」は「get  angry」とありました。怒るは、感情の一つであり、「叱る」は諭すことと言ったらよいでしょうか。

 その子の行動を変えることができるのが、よい叱り方と言えるでしょう。

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自分のことは自分でする

Posted by on 9月 01 2010 | 保育について

 こどもたちには、大きくなったときに自分のことは自分でするようになってほしいと思っています。
 そのために、われわれ大人がしなければならないのは、まずこどもたちの発達についてよく知ることです。こどもたちは、無意識に自らを成長させようとしています。いまその子がどういうことに興味を持ち、どのくらいのことができるのか。
 それがわかると次に、物的な環境を整えます。遊ぶときにも、「大人の手を借りないと遊べない」ではなく、すみれぐみの子でも「興味があるあそびは、自分でしたいだけできる」ように工夫します。
 できなくて援助を求めてきたときには、その場を解決するだけの援助ではなく、そのうちに自分で解決できるようになるような援助を考えています。中学生に数学の質問をされたときに、その答えを教えるのではなく、わからないことを調べる方法を教えてあげるのと同じです。

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こどもたちはよく見ています

Posted by on 8月 01 2010 | 保育について

 先日より若松保育園の保育を見つなおすために、講師を招いて勉強会を行っています。自分たちでは大事だと分かってやっていたことも、講師から見れば全然足りなかったようです。なかでも、「言って聞かせるのではなく、お手本となるように振る舞う。」こと。こどもたちは、我々大人のすることをとてもよく見てい て、大人のしていることを同じようにしたいと思っています。
 例えば、こどもにはお茶碗を運ぶときに両手で持つように言いながら、我々は簡単にできるので、片手で持ってしまいます。その姿を見て、こどもたちは片手で持とうとします。大人がマグカップ二つを片手で持っている姿を見て、真似をしようとします。うまくできればいいのですが、こどもたちの小さな手では、失 敗してしまいます。悪気があってしているのでは決してありません。信頼する周りの大人に憧れて、自分もそうしたいと思うのです。
 自分のしていることを見直すよい機会となりました。まだまだお手本になる日は遠いですが、一つずつ直していきたいと思っています。

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