専門用語?

Posted by on 7月 13 2012 | 保育について

保育所や幼稚園で使われる言葉の中には、一般の人が聞いてもすぐに意味がわからない言葉があります。
最近はそれに慣れてしまって、よくわからなくなりましたけど。

「いじょうじ」という言葉が代表的です。
正しくは、「3歳以上児」なのですが、省略して「以上児」。
「3歳未満児」は略して「未満児」。
うちの園では省略禁止にしています。
それから、「乳児」という言葉もちょっと違う使い方をします。
3歳のこどもまでを「乳児」と呼んだりします。
2歳のこどもに、「赤ちゃん。」っていってるような感じかな。
きっと、「赤ちゃんじゃねぇし。」と言われると思います。

現場の保育士や幼稚園教諭は、こどもに対しても独特の言葉遣いをします。
私はそれを「何にでも御」「う抜き」と呼んでいますが、次のようなことです。
「あいさつをしましょう。」→「ごあいさつしましょ。」
「椅子にすわりましょう。」→「お椅子にすわりましょ。」

丁寧に「御」と付けるのはよいと思いますが、何にでも付け過ぎではないかと思います。
基本的には大人に話すのと同じでいいでしょう。
難しい言葉は、こどもたちの理解にあわせて難しくないものに言い換えればよいだけです。 
保育士や教諭が自分のことを「先生」ということがあります。
日本語の第一人称は、わたしや私、僕や俺などがありますが、先生というのはないと思います。こちらはなかなか現場には浸透しませんが、言い続けていくしかないかな。

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