Archive for the '保育について' Category

こどもの気づき

Posted by on 6月 01 2010 | 保育について

 こどもの頃、うちの母はいつも叱って(怒って?)ばかりいたように思います。「何べん同じこと言えば分かるがいね。」と、いつも言っていました。これは、よい叱り方とは言えません。
 よい叱り方とは、何度も同じことを言わなくてもよいものです。こどもに気づきを与えることができれば、こどもたちの行動は変わります。自分に置き換えてみればわかりやすいと思います。難しい言葉だったり、まわりくどかったり、具体的でなかったり、一度にたくさんのことを要求されたりすると、大人でもどうしていいか分からなくなったりするものです。
 「ポイントを絞って」「分かりやすい言葉で」「具体的に」話し、こどもに「何がいけないのか」、「どうすればよいのか」を気づかせることができる。これがよい叱り方と言えるでしょう。

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こどもはこどもらしく

Posted by on 5月 01 2010 | 保育について

 もう15年も前になりますが、幼稚園で非常勤講師をしていたときのことです。学校帰りの中学生が、園の砂場に遊びに来ました。小さなこどものように歓声をあげて、暗くなるまで楽しそうに砂遊びをしていきました。
 「もしかしたら彼らは、砂遊びの楽しさを知らずに中学生になったのではないか。」と、幼稚園教諭らと話しました。本当のところはどうだったのかわかりませんが、そのことから私が考えたのは、「発達に必要なことはタイムリーに行う。」ということです。幼児期にこどもたちがしたがることは、その子たちの発達にとって必要なことなのだと思います。それをそこそこにして、あとですればよいことを先にさせるということに私は反対です。
 こどもたちの今に必要な遊びを適時に行えるように、環境構成をますます充実させたいと思っています。

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出会いはいつも不思議です

Posted by on 4月 01 2010 | 保育について

 先日のきりんぐみの卒園式で、こどもたちといっしょにうたった「ありがとう」の歌い出しは、「出会いはいつも不思議だね 君と僕がここにいるように」でした。
 わたしが一生の間に出会う人の数は、そんなに多くはありません。きっと1万人にも満たないと思います。その中で、1年以上の間、毎日顔を合わせる人はさらに限られます。同じ学校で同じクラスになった仲間や、同じ職場のメンバーが今の顔ぶれであることは、ある意味奇跡的なことだと言ったら言い過ぎでしょうか。
 縁があって、毎日同じ場所に集うことになったみんなで、それぞれの人生の1ページずつを深い中身にできたらいいなぁ、と思っています。

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